COVID-19後のリモートワークの推奨に伴い、近年、人々のデスクワークによる作業時間増加しています。しかしながら、長時間の着席は健康に害を与えると言われているため、デスクワークでの作業時間を可視化することで長時間の着席を避け、適度な休憩を促すシステムを開発しました。
FullSizeRender.mov
Health Chairのハード側の全体写真
椅子に取り付けられたセンサから利用者のデスクワーク状況を通知するLINEBotを作成しました。 椅子の手摺りに9軸センサ(M5Stack)、クッションには圧力センサ(FSR)が設置されており、それらのセンサから利用者が一日にどれぐらい椅子に座っているか、デスクワークに集中しているかを取得して、グラフをLINEBotで利用者に通知することで、適度な休憩を促すようにしました。
LINEbotからのグラフが送信された様子
青色の帯:着席時間
赤色の折れ線グラフ:椅子の動き(椅子の移動、回転)から判定した集中力
- 着席時間や利用者の集中力を可視化してLINEBotで通知することにより、利用者に過度なデスクワークの改善を促すことができる。
- 複数の重量センサーによる重心の検出で、姿勢の推定(前のめりになっている、背もたれに寄りかかっている等)する機能
- LINEBotで日付を選択して、過去のデスクワーク状況も見返せる機能
- その日の着席時間をM5Stackに表示させる機能
- 椅子の加速度から集中力を測定するための閾値の調整
- M5Stackから取得されるx・y軸加速度値
- 圧力センサによる着席状況値(0,1)
- GoogleAppsScrip(GAS)
- LINEbot
- Arduino
- M5stack(9軸センサ)
- 圧力センサ(FSR)
- 加速度センサから得られる椅子の動きからデスクワーク時の集中力を判定する機能
- 椅子に圧力センサを付けて、着席時間を可視化する機能
- 長時間着席が認められる場合、音声で警告する機能